-
seekersinternational & juwanstockton - KINTSUGI SOUL STEPPERS (LP)
¥3,300
発送は3月17日以降になります。 ※公式商品インフォメーション Riddim Chango ヴァイナル・シリーズでは初のアルバム作品となる今作は、フィリピン/マニラ〜カナダ/ブリティッシュ・コロンビア経由の謎に満ち溢れた実験ダブ作家チームSeekersInternationalが盟友 Juwanstocktonとの共作になった。彼らはFuture Times、No Corner、Bokeh Versions、Berceuse Heroique 、ICS Library Records、Never Sleepからのリリースに加え、2017年にはFACT誌のミックスでも高く評価される中さまざまなサウンド道を探求しながら作品をリリースしている。サンプリング主体で制作された本作は緻密なエフェクト処理&FXが際立った個性的なSKRSサウンド。どこかJ Dilla「Donuts」を彷彿させるようなサンプリング・マジックな世界感と、ディープでサイケデリックムードを纏ったスペースドアウト電子ダブを合わせた怪作である。ダブとサウンドシステム・カルチャーの斜め上を行くサウンドを探求するSKRSのセレクションは我々を異次元のダンスへと誘う。
-
V.A. - Click & Collect (cassette)
¥1,750
※ケースに運送中にできたヒビが入っているため、値下げしました。 Dill Dodos Recifeより、レーベル初となるコンピ作のカセットを入荷しました。 レーベルから単独作を出しているPPC、First Epoque、Vina Kondaの他、日本人プロデューサーのKeita Sano、Toreiなど錚々たるメンバーが参加。 素晴らしい曲ばかり集まっていますが、個人的な白眉はBFDMやBerceuse Heroiqueといった名レーベルからリリースを重ねる仏エクスペリメンタルシーンの重要人物Jonqueraによる、ジューク/フットワークみも感じるBPM速めのブロークンベースチューンM5。 内容のみならず、直接ケースにプリントが施された凝ったアートワークもかなりナイス。お勧めです。
-
Dites Safran - Tuning Boa (cassette)
¥2,000
リヨンの変形ベースレーベルDill Dodos Recifeより、電子音楽ユニットGuru Driftでも活動するアーティストDites Safranの、版元完売済み2023年作を国内で唯一入荷しました! 少し和のテイストも感じる旋律にスローなグライムビートが絡む"Gav"、高音も混ざったような音色のキックが特徴的なほぼベースレスミュータントダブステップ"Cosi"等、非常に奇妙な全8曲を収録。 自身で「鳥の交配からインスピレーションを受けた」と公言しており、その独特なサウンドテクスチャーも、人工的に秩序統制された理想的過ぎる自然美といった、どこか不自然で不穏なものを感じます。 直接アートワークがプリントされた特殊ケース、ダウンロードコード付き。
-
Ramses - Arancio Borealis (12 inch)
¥2,300
※輸入盤のため、運送中にできた底抜けや角打ちがあります。ご了承下さい。 リヨンの変形ベースレーベルDill Dodos RecifeよりレーベルオーナーRamsesの12’を入荷しました。余白を残した妙なリズムを刻むキックに主張の強いフリーキーなシンセが重なっていい感じに怪しい一曲目、Hoover Hugsに始まり、 声ネタもバッチリ効いた、粘性のあるダビーな変則ベーストラックDistant Drumsなどなど 一筋縄では行かない摩訶不思議な全4曲。BFDM好きは是非聴いて!
-
moreru - 呪詛告白初恋そして世界 (CD)
¥2,500
東京を拠点に活動するハードコアパンクバンド、moreruの最新アルバムを入荷しました。 これまでは自主制作で作品を発表してきた彼らですが、今回は名門レーベルMUSICMINEからのリリース。 いつも通りハチャメチャな楽曲ばかりですが、第一に感じるのはバンドの特色である、曲全体を覆うようなノイズが前作に比べてだいぶ削られ、メロディーの輪郭がはっきりと分かるようになったこと。これは武器を捨てたとかでは決してなく、バンドとして新しいバランスを見つけたのかなと聴いてて思いました。それくらいちゃんとハマっている。 過去作を踏襲しながらも、展開目まぐるしく変わる長尺のM9、インタールードとして挟まれるエモトラップっぽいM4など、新たに取り入れた要素を的確に自分たちのやり方に落とし込んでいて、ネクストレベルに向かって行ってるなという感じもあります。 とにかくmoreruとしてやりたいことをやり続け、己を絶えず更新させていく彼らの姿勢、気概に感服。 MVを出した時点で既に話題になっていた、「念写」、「夕暮れに伝えて」など含む全10曲。 彼らの次の動きが楽しみになる秀作です。
-
moreru - 山田花子 (CD)
¥2,500
東京を拠点に活動するハードコアパンクバンド、moreruが2022年にリリースした2ndアルバムを、最新作に併せて少量ですが、再入荷しました。 激情HC、ポストブラックメタル、ハイパーポップ、ノイズコア等のカテゴリーが粉砕され、聴く者皆呆然とさせられた本作。 とにかく圧倒される程凄まじいノイズや音圧がエクストリームですが、それぞれしっかりとフックとなる部分があり、楽曲としての魅力を全収録曲が持っている点が、最新作にまで通じるこのバンドの凄さだと思います。 さらにこのアルバムからリスナーが受けるmoreruのコンセプトや世界観が固まり、アウトプットの手法の幅も格段に広げ、表現者としての存在感が一気に増したのではと感じます。 これも一つの彼らの究極の形だと思いますが、ぜひ最新作そして1stと聴き比べてみてほしいです。 インターネット的行き過ぎスカムローファイな世界観を90年代ジャパニーズホラーに接続した泣ける呪詛音塊。名盤。
-
Humming Dogs - Les Borigenes (LP)
¥3,300
Café OTOでのライヴ歴もある、フランスのファニーエクスペリメンタルジャンクロックグループHumming Dogsの2019年作1stアルバムが入荷! 1978年設立、障がい者のアクターを中心に活動し、セリフよりもジェスチャーでのパフォーマンスを繰り広げる老舗演劇団体"L’Oiseau-Mouche"に所属する8人で結成。 のっけからそれぞれの笑い声の循環で構築された奇天烈なミニマルジャンキーファンクロックが炸裂し、更にぶっ壊れたグルーヴ感を引きずりながら次曲へ...。 実験的ではあっても小難しい敷居の高さはなく、皆んなで遊んでたら自然とこうちゃったという偶然性を重要視したような雰囲気で、その無邪気さと感性の豊かさは聴いていて楽しいです! レーベルインフォにはThe Shaggsが出てきていますが、他にもDelta 5、Der Plan、Andreau Dorau、Daniel Johnston、初期Sonic Youth、Frank Zappa、Captain Beefheart etc...少しでも引っかかる方は琴線に触れるところがあるのではないでしょうか! リリース時には、先述したロンドンの名門ライヴハウス Café OTOや、Merzbowらも出演したフランスの音楽フェスSonic Protest等でライヴをしたようで、そろそろ2ndを期待したいグループです! ※輸入品のため、入荷時点で角打ちや若干の盤反りがある場合がありますのでご了承下さい。
-
Ailie Ormston and Tim Fraser - It Changes (LP)
¥3,300
※輸入品のため、入荷時点で角打ちや若干の盤反りがある場合がありますのでご了承下さい。 イギリスはグラスゴーのミュージシャン/作曲家Ailie OrmstonとTim Fraserなる人物の2022年リリースのコラボ作が入荷! 2018年に新興レーベル50% PureからリリースされたAilieの単独作はジャンクすれすれの強烈なテクノ〜ビートミュージックを鳴らした好作でした!(叶いませんでしたが入荷したくて連絡したくらいです) そして現時点での最新作となる本作は、打って変わって作曲家としての顔を前面に出し、芸術的なサウンドコラージュが核となった、異端のポストクラシカル作となっております! 冒頭のクラシカルな弦楽器の旋律が、さながら劇伴のような壮大さを演出しハッとさせられたのも束の間、その響きは奥の方でぼんやりと霞み、スポークンワードや不規則なノイズ、打楽器的なバウンス音に塗りたくられたサウンドインスタレーションへと変容する感じで、強いて言うならGavin BryarsミーツShlohmoらロサンゼルスビートシーンでしょうか。擬似サウンドトラックとしても楽しめる力作です! Ailieは、Domino Recordingの傘下レーベルで、Washed outやHow to Dress WellらをリリースするWeird World、日本からは坂本龍一や灰野敬二らが名を連ねる33-33等に作品を残している注目のアーティストですので、今回はTimの力も大きい(?)のかも分かりませんが、本作を聴いて今後の動きも期待しましょう!
-
Donna Candy - Blooming (LP)
¥3,300
Still House Plantsや倉地久美夫などをリリースするロンドンのレーベルbisonより、Donna Candyなるトリオの1stアルバムを入荷しました。スラッジメタルや重めのポストハードコアバンドからの影響を感じさせる無骨なベースラインと、豪快なドラムで構成されるトラックに、ファズとピッチシフターがかかり、グジャグジャになったスクリームが乗っかるジャンクなサウンドが特徴的。 絶対ニューヨークのバンドだろと思いきや出身はマルセイユとのこと。 個人的にはThe FlenserやSacred Bonesなどのサウンドに親和性を感じますが、やっていることが全然シンプルな分、即効性が高く、潔い感じがして、聴いてて気持ちいいなと思います。 ※輸入品のため、入荷時点で角打ちや若干の盤反りがある場合がありますのでご了承下さい。
-
Element - Nine Mall EP (12 inch)
¥2,450
ダブ、ダンスホールの新たな価値を発信し続けるRiddim Chango RecordsがParallel Lineなるサイドレーベルをこの度ローンチ。その第一作である、レーベルオーナーElementによる12’を入荷しました。 Bokeh Versionsからのリリースに引き続いて、Duppy Gun所属のMC、I Jahbahをフィーチャーした、浮遊感漂う少し不思議なダンスホールチューン“Chicken Gravy Shorts”含む、レフトフィールドダンスホール/ダブ4曲入り。 (以下商品インフォメーション) 過去 13 作品に渡り、オルタナティブなダブ、ダンスホールをリリースし、世界中の DJ、サウンドシステムからサ ポートを受けてきた Riddim Chango Records がよりエクスペリメンタルなダブにフォーカスしたサブ・レーベルとし て Parallel Line をスタート! 第 1 作の Nine Mall EP はレーベルを手がける Element によるテクノ/エクスペリメンタルなダンスホール/ダブの 4 曲を 収録。2022 年にブリストルの前衛レーベル Bokeh Versions と共同でリリースした Andromeda EP に続き Duppy Gun MCs の I Jahbar を客演に迎え、アブストラクト/SF ダンスホールチューンの Chicken Gravy Shorts とモジュレーション ・ディレイを多用した強烈なダブワイズ Chicken Gravy Dub を A 面に収録。 B 面では Pulsar のインダストリアルなドラムサウンドを使用したテクノ・ダンスホール Nine Mall とレゲトン/デムボ ウのリズムを取り入れたオブスキュアでメランコリーなダンスホール Marian Gravity を収録。 マスタリングには国内レゲエアーティストの多数を手がける E-mura、レーベルのロゴは 1-Drink(石黒景太)、アー トワークは Aki Yamamoto が担当。 Element, co-founder of Riddim Chango imprint, introduces his latest creation, a 4 track EP, under the freshly forged subsidiary label, Parallel Line. The EP opens with the abstract dancehall mic-man in Kingston I Jahbar, reprising his collaboration with Element from their 2021” Andromeda EP on Bokeh Versions, narrating rhythmic tales of style and ambitious hustle. The records transitions to the intense dubwise cut to the A1,“Chicken Gravy Dub”, and the B-side unfolds“Nine Mall”and“Martian Gravity,”instrumentals resonating with obscure yet atmospheric dancehall/dembow echoes. Set to release in digital and 12" vinyl in November 2023, this EP embodies a fusion of eclectic influences, resonating with reflecting the innovative and unique soundscapes of Element and his Parallel Line imprint.
-
bunny hoova - LONGING (LP)
¥3,700
今や売れっ子の道を歩み始めたCoby SeyやWu-Luらと共に、英エクスペリメンタルシーンの要注目コレクティブCurlのコンピにも参加していたSSW、Bunny Hoovaの2019年作LPを本邦初入荷。ローファイで湿り気のあるギターとサンプリングで構成されたトラックに儚げなボーカルが乗っかる幽玄アヴァンポップ13曲収録。Dean BluntやInga Copeland, Mica Leviなど2010年代英アンダーグラウンドを彩った怪しげなアーティスト達の血脈を強く感じる一枚 ※一箇所小さい角打ちがあります。ご了承ください。
-
John Tremendous' Soft Adult Explosion - S.T. (cassette)
¥1,500
早稲田大学の音楽サークル、MMTを中心に活動し、ネット上にも膨大な量の曲を発表し続ける鬼才John Tremendousこと涌嶋康介氏を中心に結成されたスリーピースサイケデリックロックバンド、John Tremendous’ Soft Adult Explosionの1stフルが入荷。 脱力したグルーヴと時折顔を出す鮮烈なギターソロの対比が素晴らしいM2「3円」、素朴でありながらスウィートなメロディが癖になるM5「ハイキング」、タイトでありながら弛緩している、絶妙なバランスのジャミーな長尺曲のM8「錦糸町」などを収録した全9曲にカセットオンリーのボーナス・トラック付き。 メンバーのサイケデリア、前衛音楽への鋭い眼差しとバンドが持つ多面的な魅力を余すところなく収録した素晴らしい一作。
-
Golpe Mortal - Moral Divide (cassette)
¥1,500
東京を拠点に〈Discipline〉、〈NAN+NA〉、〈ROIRO〉等、複数のパーティー/レーベルの一員として活躍するテクノ・プロデューサー/DJのGolpe Mortalによる、待望の1st EPが〈DISCIPLINE PRODUCTION〉よりリリース決定!!! Golpe Mortalは2019年の活動開始以降、ライブアクト/DJとしてPhase Fatal、Kris Baha、JASSSなどをはじめとする数多くの来日アクトと共演するだけでなく、〈UN LABEL CORP〉など複数のレーベルコンピへの参加、ファッションブランド「JOHN LAWRENCE SULLIVAN」のランウェイへの楽曲提供など、活動のレンジを拡大。芯のぶれないアティチュードで東京のダンスフロアに火を灯し続けてきた。 そのスタイルはEBMやINDUSTRIAL、METALやHARDCORE PUNKなど多種多様なバックボーンを持ちつつ、厳格に研ぎ澄まされたHARD MINIMALなTECHNO。凍てつくほどに冷徹なテクスチャーの奥に、燃え盛る炎の様なパッションが轟くサウンドは他の追随を許さないだろう。 日を追うごとに進化を加速させ続けている彼の、現時点での到達点がここに。そしてこの地点もまた通過点に過ぎないのである。 text by SHV
-
KK manga - EP 1 (CD-R)
¥1,000
SOLD OUT
※こちらの商品はプレスCDではなく、CD-Rになります。 大阪のジャンクロックバンドKK mangaが先月ゲリラ的にリリースしたEPがフィジカル化。まとまった音源としては約9年ぶり(!)のリリース。 前作FINAL JUSTICEは、独特のローファイさを纏う楽曲と彼らの持つ美学を存分に反映させたギミックやアートワークで、当時の愛称「ハードプア」の名に相応しいファニーさ、自由奔放さが目立つ作品でした。 しかし本作では、前作リリース時に在籍していたギターとベースが脱退し、Vo, Syn, Dr ×2というバンドとしては変則的な構成になったこともあってか、音楽性がガラリと変わって、非常にソリッドでトライバルな人力ハードコア・アシッドサウンドを鳴らしており、かなり容赦のない素晴らしい仕上がりとなっています。全身で浴びてフリークアウトすべし。 ライブでは既にお馴染みとなっている“You”や“jpeg”など含む5曲にフィジカル限定の“jpeg - Human remix”をプラスした全6曲収録でオリジナルステッカー付き。 9年分の進化を感じたい以前からのファンだけでなく、そのサウンドを体感したことの無い人や新しい扉を開けたいユースにも是非手に取って欲しい一枚。
-
V.A. - Irre Tapes (cassette)
¥1,800
Matthias Langが80年代に運営した伝説的ジャーマンニューウェーヴ/ポストパンクレーベルIRRE Tapesの2021年編集コンピが入荷!数年前に国内レーベルからアルバムの再発もされたSiegmar Frickeをはじめ、当時の独アンダーグラウンドの地下の地下をコンパイル!サウンドは各人各様でかなり濃密な全22曲!
-
Xev & Tara - Camisole Chimique (cassette)
¥1,500
フランスはブレストのエクスペリメンタルノイズプロジェクトの2023年作が入荷! 得体は知れぬが確実にネガティブなエネルギーを生々しくコンクレートした全6曲! BPMを落としてHunting Lodgeを聴いているかのような、極端な鈍さが煮え切らずに後を引く感じがなんとも(良い意味で)不快! 悶々として寝付けぬ熱帯夜にどうぞ。
-
Radon Squad - Hotel Colon (CD)
¥1,700
新品。イタリアのヒップホップクルーRadon Squadが2022年にリリースしたアルバムを本邦初入荷。ノイズ、サンプリングに塗れたアブストラクトなビートに気だるげなラップがスピットされる異形のダウナーヒップホップ。全9曲収録。
-
ASAM - Ⅰ (CD)
¥1,100
SOLD OUT
2015年にSex Virgin KillerのLive会場限定でリリースされたmasaのソロ名義、"ASAM"のアルバム『Ⅰ』2015年作。 長年ベールに包まれていた作品が遂に流通。 レコーディング、ミックス、サウンド・プロデュース、デザインをAtsuo(Boris)が担当。 マスタリングは中村宗一郎(Peace Music)によるもの。 全5曲入りアルバム 収録時間37分54秒 (商品インフォメーションより)
-
Elena Isolini and Bianca Scout - Our Hearts (CD)
¥2,300
SOLD OUT
Space Afrikaらとの共演歴を持ち、今年に単独名義でのニューアルバムもリリースしたロンドンのミュージシャン/ダンサーのBianca Scoutと、そのニューアルバムにも参加し、ビジュアルアーティストを支援する芸術団体LUXにも作品を残すアートディレクター/映像クリエイターElena Isoliniによる2022年リリースの共作が入荷! コラージュされた幻想的な音の響きと人声をフィーチャーしたアンビエント〜エクスペリメンタルポップス作!ブリストルの人気鬼才テクノデュオGiant Swanの片割れMun SingやこれまたElena Isoliniとの共作を残すViolence Grass BandのCameron Molloyも参加! と、表面だけを簡単にまとめてこう書いてしまいましたが、かなり没入感が強く、何も捉えられないまま彼女たちの世界を彷徨うことになる神秘的な内容です。 人声を主体に立ち込める音の霧の中で、浮かび上がってくる確かな"歌"や"メロディー"は、楽曲の内容を有機的かつ立体的に肉付けし、白と灰色の中間くらいのぼやけた幻影が見えそうになる程の視覚への訴求力を与え、このアルバムの催眠的な魅力を引き出していると思います。そのビジュアル的なテーマはElena Isoliniの力によるところが大きいのではないでしょうか。 この紹介文を書いている自分がそうでしたが、一生懸命に隅々まで暴こうとすればする程、彼女らが紡いだ音は我々の感性の隙間をスルスルと躱し、安堵も不安も絡め取り、27分が経つと忽然と姿を消します。そしてその瞬間に湧き上がるえも言われぬ不思議なカタルシスを得た時、そんな野暮はやめてただただ身を任せるべきであることを悟ることでしょう。
-
botsu vs nul - Revolver (CD)
¥2,300
SOLD OUT
それぞれのグループでも活躍し、ジャパニーズヒップホップシーンのエクスペリメンタルサイドを牽引、はたまた独走するラッパー/ビートメーカー、nul aka Naked Under Leather(bringlife)と没 aka NGS(Dos Monos)の両雄による2023年共作が入荷! そのジャケットからも汲み取れるように、すっかり一般的になったポストインターネット的音楽ジャンルの流れを多分に含みながらも、「summer」「nazoloop 65」で大胆にサンプリング/コラージュされた女性ボーカル、「shhh」「onzon」「all x」の2人の先鋭的かつユニークなフロウの対比、「stardust dragon」のバグったくらいに解放的な展開、ラストを飾るに相応しい「final cut」のベッドルーム感と、有機的な聴きどころで溢れた、彼らにしか出せないであろうバランス感とオリジナリティが絶妙! MIKE、Pink Siifu、JPEGMAFIA等のNY勢からエモラップ、そしてAVYSSやハイパーポップ周辺をも飲み込み、繊細に咀嚼した現代に寄り添う確かなエクスペリメンタルであり、本作を聴いている間だけ"2023年夏"への憧憬に酔い、また各々の日々へと戻る、iPhoneのカメラロール、もしくはInstagramの過去投稿の束の間のサウンドトラック。
-
PPC - Ungenerous (12 inch)
¥2,300
SOLD OUT
※輸入盤のため、運送中にできた底抜けや角打ちがあります。ご了承下さい。 リヨンの変形ベースレーベルDill Dodos Recifeより、レーベル主宰RamsesとプロデューサーGablabによるユニット、PPCの12’を入荷しました。 先日投稿したRamsesの単独作と比べると派手目な印象で、大味なスロートラックの上でラガヴォイスが大炸裂するブチ上げオープニングトラック“Szcrew”で即心を鷲掴みにされます。他も疾走感のあるグリッチーなエクスペリメンタルダンスホール“Raw Riddim”など聴きごたえあるバンガーばかり。推薦盤。
-
Burla22 - Haboob (cassette)
¥1,500
SOLD OUT
新品。イタリアのエクスペリメンタルエレクトロレーベルLight Itemからの2022年作フル。鈍器と化したビートとバキバキに歪んだベースが生むデプレッシヴBass〜ディストピアKrump全11曲。
-
DIE ÖWAN - 美川憲廿一 (CD)
¥1,000
SOLD OUT
大阪府は枚方市発、伝説のティーンエイジパンクバンドが1983年にリリースしたカセットテープ『美川憲一』の再発CDが入荷! オリジナルの200曲に更にボーナストラックを大幅に追加した大ボリュームでのリリースです。 ボアダムスの山塚アイが結成し、短期間のみ活動したハードコアパンクバンドConcrete Octopusが、あるコンピに自分達の楽曲ではなく、本バンドの楽曲を収録したというカルトな逸話が有名(?)。 ローファイなギターやチープなリズムボックス、ミーニングレスな歌詞によるスカムパンクサウンドだけでも十分異様ですが、その曲の短さや全てを置き去り、後には何も残さない瞬間芸的早急感はすでにジャンクロック〜グラインドコアのスケール感をも持ち合わせているように感じます! 初期パンクや、S.Y.P.H.やPalais Schaumburg等のジャーマンニューウェーブ、ナゴムレコード、ほぶらきん等好きな方はとりあえず買いましょう!1000円なので! オーバン知らな、遅れてる!
-
Trhä // Sanguine - Wounds split (CD)
¥2,000
SOLD OUT
米フィジカル主義暗黒レーベルJems LabelがCD化した、Black Metalバンド2組による2023年作スプリットが入荷! 一部からカルト的な人気を誇るThét Älëfなる人物によるExperimental Raw BlackプロジェクトTrhäを迎え撃つは、生々しい退廃美を聴かせるポートランドのRaw BlackユニットSanguine Wounds!全5曲43分。 https://youtu.be/3nppCGqXl2s