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天国注射 - struggle (CD)
¥2,500
来月開催の当店主催イベントin the offingに出演していただく、大阪発サヴェージファンクパンクバンドの2025年作2ndフルアルバムを入荷。 絶え間ない精力的な活動の中、すべての始まりの場である難波ベアーズにて、エンジニアにライヴでPAを担当する千種氏を迎え、再度一発録りで制作。 一曲一曲が持つクオリティやエネルギー、メッセージ性は言わずもがな強力で、当たり前のように期待以上のキラーチューン揃い。 しかし今作では、インタールードやイントロ的なインストの小曲を挟んだり、ほとんどの楽曲をコンパクトに1〜3分の長さにまとめ上げたりと、前作までと比較して、より全体を意識してアルバムが構築されている点が特筆に値します。 特にラストに配置された2曲の歌モノは、その歌詞の内容と併せて明らかに新境地へと足を踏み入れたと感じられる内容で、その心境の変化はZINEにて語られているのでぜひ聴きながら読んでみてください。 臨場感を残しながら、一音一音の芯をしっかりと際立たせたエンジニアリングも相まり、転換期を迎えた4人の凛とした表情を映した堂々の最新作。
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天国注射 - 春彦 (CD)
¥2,500
来月開催の当店主催イベントin the offingに出演していただく、大阪発サヴェージファンクパンクバンドの2024年作1stフルアルバムを入荷。 フジロックへの出演など、ライヴの数が激増した中で初の各パートの別撮りに挑戦した今作は、トリッピーな電子音も飛び交うファンキーロック②、パーカッションやトランペットを導入した③、ライヴの定番となっているダイナミックな自己怨歌ロック④、ボーカルを抑え、楽器のアンサンブルのみでジワジワとドライブさせていく約9分にも及ぶ天国注射流ポストロック⑦、ビートダウン的な展開を見せ、アルバムを締め括るエネルギッシュなパンクチューン⑧など、とにかくアイディアを詰め込んだ意欲的な内容! 音楽性の幅を広げつつも、そのネガティヴと混沌を煮詰めて着火させた爆発力と、ストレートな強いメッセージ性は全くブレず、バンドのオリジナリティの絶対性を証明する結果になったアルバムだと思います!
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Paul B Davis - Universal Ends (CD)
¥2,300
ゲットーテック異端児Bitch Ass Dariusと共にレーベルBeigeを運営するMr One HundredことPaul B. Davisが、どういう繋がりか謎ですがJolly Discsから発表した一枚がこちら。 Top Nice Recordsから2013年に発表した12’ではソカ要素を含んだゲットーベースや高速のミュータントアフロチューンなど戦闘力高めのトラックが目白押しでしたが、今作ではさらに進化。 タムの連打でグイグイ引っ張るバイブス高いアフロチューンM1、サイバーな音像が特徴のダブステップM3、パーカッションの主張を強めさらにやりたい放題のM1のrefixトラックであるM5などどれも高クオリティ。 Nyege NyegeやPrincipeファンの方へお薦めです。(Piso)
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Enchante - Mind in Camden (12 inch EP)
¥2,500
※運送中にできた角打ちがあります。ご了承下さい。 現代のレフトフィールドダブシーンの一端を担うロンドン発のレーベルJolly Discsを主宰するGuy Gormleyのプロジェクト、Enchanteによる連番シリーズ“Mind In Camden”の第一作目にしてレーベルカタログ001番である12’を入荷。 中世音楽のようなウワモノが特徴的なスウィングするレフトフィールドテクノM2、ヒプノティックなシンセ、オーガニックなパーカッション、レコードノイズのコンビネーションがトリップを誘発するショートトラックM4など、ロンドン特有の、憂鬱かつどこかムーディーな雰囲気を反映したような、ウェットでトリッピーなディープハウス、ロウテクノを5曲収録。 ちなみに現在第三作まで出ている本シリーズは、ハウスやテクノに腰を据えつつも、回を追うごとにアンビエントやフィールドレコーディング的な要素の比重が大きくなっている印象。そういった意味で本作は、作者が持つ、クラブミュージックに対する志向性が最も色濃くストレートに現れている作品と言えるのではないでしょうか。(Piso)
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Element - Motion Exchange (12 inch EP)
¥2,950
Riddim Chango、Parallel Lineを主宰する気鋭ダブ〜ダンスホールプロデューサー/DJ、Elementが、Jon KとElle AndrewsによるイギリスのレーベルMal Recordingsからリリースした最新作。 疾走感のあるハードなビートとバッドかつ派手なシンセで高揚感を煽る強力ステッパーズA①、クッと重心を落とし、怪しいダブワイズシンセがアンビエンスとフロアを彼方まで飛ばすA②③、香港映画のテーマ曲をローたっぷりにダブリメイクしたB①②、ボイスサンプルの浮き加減が不気味なディープダブB③の全6トラックを収録。 テクノ的なハードさも含んだダークで硬質なUKベース勢や、ここ1、2年で自身のレーベルからリリースしたSEEKERSINTERNATIONALやG Version IIIのオリエンタル〜ゴシックな作風ともリンクするヘヴィウェイトなレフトフィールドダブ最前線。
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Alternative TV - Direct Action(Special Edition) (CD)
¥2,500
1977年、Mark Perryらを中心にロンドンにて結成されたポストパンクレジェンドAlternative TVの、2025年リリースCDが入荷。 本作は、2023年にLPでリリースされたアルバムにボーナストラックを一曲追加しCD化した拡張版で、2015年の再結成以降、2枚目となるフルアルバムにあたります。 Genesis P-Orridgeも参加した1979年発表の2ndアルバムにしてNurse with Woundリスト掲載作『Vibing Up the Senile Man (Part One)』の変態的ポストパンク〜ノイズ路線を40年以上の時を経て引き継いだような熱い内容で、インスピレーション元としてWilliam Bennettへスペシャルサンクスを送っています。 ロウなビート+エレクトロニクスで挨拶代わりの①、爽やかに縺れたギターにやはり雑音を通底させた②、キンキンのパルスの影を呻き声とアブストラクトな電子音が蠢く③、現在のもう一人の正式メンバーDave Morganのドラムを中心に沸々と即興を繰り広げる④、タイトルからしてあの現代音楽家から影響を受けたであろう⑤、重厚で荒々しいインダストリアルノイズでジワジワと意識を侵す正統派⑥、分身するポエトリーと電子ノイズからズルズルと引き摺るようなダビーロックでフィニッシュするボーナス⑦と、どんどん過去のものとなっていくインダストリアル第一世代への追憶と、未だ衰えぬ表現への野心が入り混じったような貫禄の好作。
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Jack Dove - Music for Fireworks (CD)
¥2,000
ロンドンのテクノプロデューサーによる2023年作フルアルバムが入荷。 Lolina(Inga Copeland)、Lord Tusk、5 Gate Templeらも関わった、イギリスの実験音楽/アートスペースOrmside Projectsで行った、パイロを使用した実験音響プログラム"Fireworks"に関連した楽曲を収録。 パフォーマンスの動画がYouTubeに上がっていたので見てみたところ、複数のパイロと音を発生させる何らかの装置を繋げ、火の燃え方と連動して各パイロに割り当てられた音を鳴らしているようでした。つまりこれは、宇宙からのパルス信号の波形を音に変換した冨田勲の『Dawn Chorus』のように、火の自然な運動から発生した信号による偶発的でプリミティブな音を使用した実験音楽作品となります。 本作ではその自然発生した火の信号に、シーケンスを合わせてテクノと呼べるトラックに仕上げていますが、特に具体的な感想が書けないほどに無愛想な禁欲ミニマルチューンオンリーの激渋な内容。 人間が人間のために作った音楽の享受のみに甘んじてた人は、男は黙って火とテクノとでも言いたげな超ストイックサウンドで一から修行してください!
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HANKYOVAIN - 流星群 feat. CHIYORI & YAMAAN (10 inch)
¥2,400
大阪、京都拠点のプロデューサーHankyovain が今年ローンチした自主レーベルVAIN堂の第一弾リリースを入荷。 傑作アルバム“Mystic High”や今年行った関西ツアーでも話題をさらったCHIYORI & YAMAANをフィーチャーしたAサイド“流星群”では、冒頭の極太のベースラインが聴こえた瞬間上がらざるを得ないブーティーでタイトなトラックと、サウス由来のドリーミーかつアトモスフェリックなシンセとピュアネス迸るボーカルが高次元で融合した超極上のエレクトロファンクを展開。 そしてB面には、ビートの瓦解と再生を繰り返すカッティングエッジなSFアヴァンダンストラック“シンギュラリティ”を収録。 ベクトルの全く異なる二曲ですが、何故か必然なカップリングに思わせられる、理屈では語り得ないパワーが籠った傑作に仕上がっています。大推薦。
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V.A. - Process (CD)
¥2,300
2010年代の欧米のレフトフィールドミュージックシーンに多大なる影響を与えたBlackest Ever BlackのKiran Sandeが現在運営するlost domainのコンピにも参加した、Gus Cantor主宰のANAより、テクノコンピアルバム“Process”を入荷。 1997年から2008年にかけ、ロンドンとハンブルグで録音されたという以外に全く情報がない7つのダブテクノは、現在英地下シーンを中心に急速に支持を広めている、Regisなどを彷彿とさせるようなエクスペリメンタルな感覚の暗いハードミニマルテクノとニュールーツ、ステッパーズ由来の独特の霊感が融合した楽曲群の萌芽ともいうべきスタイルを持っており、制作された年代を考えると驚異的なまでの革新性を感じます。 極太のベースラインを聴かせてくる、今作では一番ニュールーツ色が強いM1に始まり、主張しすぎないウワモノが逆にストイックさを際立たせる、引き締まったミニマルM3、不穏なぼやけたキックとホーリーなシンセの掛け合いがキラーすぎるM4など捨て曲一切無しで、5 Gate TempleやJolly Discs、The Trilogy Tapesなどのファンなら大満足必至の一作に仕上がっています。 編纂とリマスタリングとして、上記のムーブメントの立役者であり、ロンドン地下シーンで赤丸急上昇中のSELN Recordings主宰Conrad PackとDJ Gonzが参加。シリーズ化期待したいです。
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BZMC - IN D EV IL EP (12 inch)
¥2,500
※スリーブに少々の痛みがある場合があります。ご了承ください。 Black Zone Myth ChantやHigh Wolfなど多数の名義を使い分け、Editions GravatsやNot Not Fun、Leaving Recordsといった名門にも作品を残すフランスのMaxime Primaultによるプロジェクト、BZMCが2022年に自主レーベルWinged Sun Recordsより発表した12インチをストック。 近年のSimo Cellの質感にも近い、カットアップ感が特徴的なトライバルベースM1、ヒプノティックなウワモノが効いたうねるサイケデリックグライムM3、スクリューされた声ネタ使いのへヴィーウェイトな沼系ハーフステップM4など、主にサイケドローンを作り続けてきた彼らしい、一筋縄では行かないベースミュージックを展開。こちら方面のリリースも今後期待したくなる傑作です。
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Tzii - Divagation Sociale (cassette)
¥2,000
ZamZam SoundsやFougèreにリリースを残し、レーベルNight on EarthやV-ATAKを主宰する他、映画音楽や舞台芸術などの方面でもマルチに活動するプロデューサーTziiの2024年リリースのカセット作品が入荷。 自作曲、サンプリング、フィールドレコーディングを駆使したサウンドアートで紡がれるオーディオショートムービー2本を収録。 A面は、無意識との境界線の付近をひたすらに微睡み、漂う、少々ドラッギーなサウンドドリフティング。それは時々ラウンジ&モンドに、ダビー&スクリュードに半覚醒な頭の中で浮かんでは消え、日々の小さな哀楽を少しドラマチックに肯定してくれます。 B面は、アナーキスト兼作家Peter Lamborn Wilsonの肉声や2000年代初頭に自身で録音したという警察による弾圧時の音声を使用し、ストリート/スクワットカルチャーをテーマに描いたコラージュミックス。 ブロックパーティー以降、社会との衝突を繰り返し、今なお自分たちの新たな居場所を模索し続ける者たちのハードコアな悪戦苦闘の道のりを強硬的に振り返ったハードボイルドドキュメンタリー。
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Le Matin - Catharses (12 inch EP)
¥2,500
シカゴのハウスレーベルMathematics Recordingsや、KK Nullも名を連ねるThirdtypetapesなどからのリリース歴のあるプロデューサーLe MatinによるLost Dogs Entertainmentからの2018年作EP。 アナログな質感のトラックに中盤からストレンジなウワモノが徘徊するだけで個人的なツボを押さえられた好曲A①、艶のある女性シンガーのサンプルとそのピッチダウンボイスがEBM上で交錯するA②、一気にアブストラクトに落とし込んだアトモスファリックエレクトロA③、ロウにロッキンするダビーインダストリアルテクノB①、神聖なパイプオルガンのように少しゴシックに響くダウナーエレクトロニカB②の全5曲を収録。 7年前のリリースですが各曲ともかなりユニークで中毒性が高く、DJ時も使いどころで一気にスパイスが効くと思います!ぜひ!
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NPLGNN - Novena / Dubwise Paranza (7 inch)
¥3,900
Lavalava Records、Youth、Hundebiss、Reel Torqueなどからのリリースで、捻くれ系ダンスミュージックヘッズを何度も唸らせてきたイタリアのプロデューサー、NPLGNNが近年力を入れているLathe Cutの自主制作ダブプレートシリーズ3作品を一挙入荷。 2018年リリースの“Sonico”辺りから見せるようになった、マシンテクノのようなローファイでメカニカルな音像が特徴の、フロアロック確約系の破壊的ダンスホール/ステッパーズを2曲ずつ収録。 個人的にお気に入りなのが、昨年リリースされた2作目に収録の“Babalon Medina”。歪みまくったベースラインの上で、暴走族のコールも想起させる野蛮でキャッチーなシンセフレーズと、おもちゃの銃のようなブリープサウンドが暴れまくるブチ切れダンスホールチューンは誰もが爆上がり間違いなし。 3枚とも超推薦盤ですが、枚数少ないのでお見逃しなく。
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KAZU, Messy T, OT - Shinjuku Tracks Showcase (cassette)
¥1,650
西新宿の老舗レゲエレコードショップNAT発のミックステープが入荷。夏の終わりに本作を携えて、あなたの喪失感の夕凪に色をつけてみては。といってもまだまだ暑さが続く今シーズンの締めくくりにどうぞ。 (以下商品インフォメーション) A面が店主KAZU、B面が長年スタッフとして店を支えているMESSY-TのMIXを収録。それぞれ90年代のラバーズロック、00年代前後の(ジャマイカ基準で、という意味で)海外製ダンスホールといった全く違うテイスト。90年代のレコードジャケットをサンプリングしたカバーデザインは元スタッフでありShinjuku Tracks製品のデザインを毎度担当しているOT。歴代スタッフと店主による作品は今後シリーズ化していく予定もアリ。レコードで一発録りの良い意味でラフな味わいのMIXをお楽しみください!
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G.R.D.V. - Live at NYC 2025 Feb 18 (DVD)
¥3,000
JPEGMAFIAを輩出したDeathbomb Arcからのリリース経験もある、名古屋を拠点に活動するVictory HardcoreユニットBBBBBBBのダークサイド、澤によるハーシュノイズプロジェクトであるG.R.D.V.のニューヨークでのライブ公演をほぼノーカットで収録した映像作品が登場。 数年前のライブでは、途中で舐○麻の曲を流したり、バーカンに休憩しに行ったりと様々な暴挙に出ていましたが、年月を経てもその奔放さは健在。とんでもなくふざけつつも、怒られが発生しないギリギリのラインを攻め続ける様が逆にリアルであなたの涙腺を刺激するかも? 装丁にもこだわっており、自身制作のコラージュアートをあしらった裏ジャケや、ニューヨーク公演での写真やフライヤー、プライベートなスナップも収められたブックレット、チャック付きの小袋に入った謎の毛も付属。映像以外の見どころも満載です。 ※ジャケットにバリエーションがあるため、写真とは若干異なる場合がございます。ご了承下さい。 (以下商品インフォメーション) 2025年2月18日にニューヨークのseventh heaven にて行われたライブをノーカットにて収録。 オーディエンスから殴られなかったのが不思議なほどの本氣のふざけ生き様ライブ!かなり酷い! 限定200枚。ボーナストラック、ライブフォトジン付き。 本当のクソを見ろ 見ればわかる。見なければわからない。(24分+) G.R.D.V. 名古屋在住、2018年始動 ソロジャンクノイズ出力者 オーディエンスを馬鹿にしているかの様な軟体パフォーマンスが特徴。 BBBBBBBメンバー。
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OD Bongo - fy.mi.ʒɛn (cassette)
¥2,000
フランスのアンダーグラウンドテクノプロデューサーSomaticaeとC_Cによるプロジェクトの2022年作。 主に多種多様なドラムマシンを使用し、Somaticaeのビートとそのテクノ的質感を、C_Cの電子ノイズの実験性でエフェクトしたサウンドが特徴。 本作には、2人でのインプロヴィゼーションが収められており、他作でのトライバルでソリッドなビートは大きく後退し、最低限のシーケンスと、あくまでも両者の間合いで発生した瞬間的な音の交差を重視したような内容です。 ただ、随所で感じられる身体的な自我はテクノ〜ベースミュージック由来のそれであり、来日時のCS + KremeやJohn T. Gastのパフォーマンスとの共通点も感じられる興味深い作品となっています。
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James Massiah meets Lord Tusk - Open Up (7 inch)
¥2,300
ファンクネス極まる電子ダブをMicやApron、MIDAなど各所のレーベルからリリースし続ける英アンダーグラウンドのOG、Lord Tuskと、DJ Escrow名義でDean Bluntと共にBabyfatherでも活躍する詩人、ラッパーのJames Massiahというロンドンの盟友同士である異才2名による、現行のレフトフィールドダブ、ベースミュージックを追っている人なら、予告時点で誰もが大興奮だった夢のコラボ作を、気鋭レーベルAccidental Meetingsから超遅で今更入荷! Lord Tuskが手がける無骨でメタリックなビートにコズミックなシンセが乗った、浮遊感のあるフレッシュなステッパーズと、James Massiahならではのタイト&クールで朴訥さすら感じる鬼ドープなラップがガッチリ噛み合った内容は、キラー過ぎて言わずもがなという感じで、リリースから早半年以上経った今聴いても新鮮に心踊ります。 自分の遅筆が祟り、ズルズルと出せないままでいたら、なんとコラボ第二弾も出てしまいました。新リリースで本作をゲットしてないことを思い出した方、欲しいけど何となく今までスルーしてた方、何卒よろしくお願いします...!
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Lou Venturini - Fuck Composure (LP)
¥3,300
昨年来日し、K/A/T/O MASSACRE 500回記念回の大阪場所にゲストとして出演していたAngel Rocketの片割れ、Angel Huntとのコラボ作や、前作の三曲入り10インチがウィアードなダブ、ベースミュージックの理想系という感じでかなり素晴らしかったロンドンのミュージシャンLou VenturiniがAccidental Meetingsへカムバックし、この度フルアルバムをリリース。 制作に6年をかけ、共同プロデューサーとしてMica Leviを起用した本作は、自身の持ち味である、生楽器的な音像を含有するオーガニックなエレクトロニクスを拡張させつつ、ストリングスを大胆に取り入れるなど、今までよりもインディーロックやポストパンクに傾倒したアプローチが際立っている印象。といいつつ、ガレージロックミーツドラムンベースなM6などもちゃっかりぶっ込み、捻くれたダンスミュージックフリークも飽きさせない流石な内容に仕上がってます。 今年話題を攫っているYHWH NailgunやKassie Krutといった、今までにないサウンドデザインを追求する孤高の現行バンド達に惹かれた方へぜひお勧めしたい一枚です。
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G Version III - Summer Night Blues EP (12 inch)
¥2,600
日本、京都拠点に活動するG VERSION IIIによる、サウンドシステムカルチャーに対する深い敬愛から生まれた実験的ステッパー・デジタルダブがRiddim Chango Recordsの9番として登場!昨年Digital Stingレーベルからリリースされたカセットテープ・アルバムが話題を呼んだ関西が誇る才能、G VERSION III。80's、90's UKダブの影響とコズミックなシンセサウンドが絡み合う重厚かつスローな4つ打ちステッパーなトラック1、明らかにフロアバンガーな強烈ステッパーズのB1,B2とサウンドシステムにアジャストするヘヴィーウェイトな作品。 デジタルマスタリングはe-mura (Bim One Production)、ラッカー・カッティングエンジニアには近年メキメキと頭角を表ているSaidera MasteringのRei Taguchiが担当。サウンドシステムの鳴りは安定保証!
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Dj.Mc - I.m So Cold (cassette)
¥2,200
シカゴのJuke/Footwork〜Ghetto Techプロデューサーdj.mcの2025年作EPが入荷。 1990年代終わりから活動を開始。2010年にPlanet Muのコンピレーションへ参加したことを皮切りに、自主レーベルNotorious Recordsからコンスタントに音源をリリース。2023年には名門Hyperdubからの単独作をドロップしている人物。 ジャンル特有の声ネタの乱用を軸に、トラック数を抑えたレイヤーの余白で緩急とタイム感を自在に操った、ゲットー度少なめのスタイリッシュでミュータントなJuke/Footwork作。 その自由度の高さと楽しさがコンパクトに凝縮されていて、カテゴライズを越えた普遍的なカッコ良さがあります!ぜひ!
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B. Rupp - Pop Music (LP)
¥3,300
昨年の入荷も好評だったロンドンの気鋭レーベルAccidental Meetingsによる、B. Ruppのデビューフルアルバムを入手。 本編の方向性の提示が為されないダークなメランコリックトラック①に始まり、ほぼシンプルかつチープなリズムトラックのみで聴かせてしまう②、急き立てられたダークダンスパンク③、フランジャーがかったマシン8ビートと冷めたフレーズが絡む⑤、ぶっきらぼうなベースが自分勝手に風を切る⑧、ローパス系非力EBM⑨、打って変わって歯切れの良い⑩等、なんとも言えないウィアードトラックが目白押し。 所謂リズムマシンを使用した、ポストパンク〜EBM/インダストリアルの類ととれますが、実はこのシンプルなビートにここまで作家性を出せた諸氏はあまりいなかったのでは? 異端ながらもダンス系のレーベルからのリリースもなんとなく頷ける、ダウナーの果てでひとり体を揺らす孤高な内容。
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Kageneko / Boiled Tongue - split (cassette)
¥1,500
KagenekoとBoiled Tongueという2組のワンマングラインドコアバンドのカセットテープをカナダのBent Window Recordsより入荷しました。 Kagenekoはドラムの打ち込み感モロ出しで、サイバー感強めなグラインドコアを展開するのに対し、Boiled Tongueはドラムマシンを使用しているがより生音っぽく、また高速リフも特徴的でパワーバイオレンスなどにも近い印象。編成はほぼ同じにも関わらず、音楽性が真逆の両者が嵐のように駆け抜ける怒涛の約10分。スプリット作の面白さ醍醐味を存分に感じられる一作。
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Erlöst - Like Dust (cassette)
¥1,500
Prayer Ropeという名義でハーシュノイズウォールも製作している、ニューヨーク拠点、Lexi C.M.K Turnerによるダンジョンシンセプロジェクト、Erlöstのカセットを入荷しました。 Burzumなどの所謂ブラックメタルを経由したダークアンビエントの影響を強く感じる作風で、ファジーでくぐもったシンセが特徴的。ローファイな質感がもたらす独特の暖かみは、10年代エレクトロニックミュージックシーン重要人物であるHuerco S.主宰のレーベル、West Mineral Ltd.からの作品群が持つドリーミーで有機的なサウンドとの共通性も見出せるような、そうでないような
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Mindbleeder / Niku Daruma - split (cassette)
¥1,500
カナダのエクスペリメンタル〜ノイズレーベルBent Window Recordsより、同国のロウブラックメタルアーティストMindbleederと、アメリカのノイズアーティストNiku Darumaの2024年作スプリットを入手。 問答無用のカオティックなロウブラックフルバーストチューン①、後のドゥームメタル等に大きな影響を与えた60'sオカルティックヘヴィサイケバンドCovenの楽曲を、原曲のウィッチなフレーズをしっかりと活かしつつ、当たり前にはみ出しまくってるバッキバキなカバー②で、持ち前の爆発力を遺憾無く発揮したMindbleederサイドは文句なしに最高。 対するNiku Darumaサイドは、前者と打って変わって、ジワジワとリスナーを蝕むイルな展開。いやらしくも陰湿さはなく、USらしい荒っぽくダイナミックでカタルシスパートもあるクールナンバー。ロウブラックと凄く相性いいと思います。 ブラックファンもノイズファンもCovenファンも楽しめるBent Windowならではのキラーなカップリングです!ぜひ!
