H4 - More Love (CD)
¥1,500($9.56)
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HARD CORE PUNK BAND “DEALE”でPLAYしながら、SWEETな音楽を選曲する、小山のレストランバーTRIBECAオーナーH4による初のMIX CDがWDsoundsよりリリース。
午後4時。CDを読み込ませるとチリノイズ混じりの一曲目が流れた。まだ太陽は新幹線の高架よりも高くに位置していた。北向きの店内は日の暖かさの恩恵を受けられない代わりに、足早な1日を少しだけゆっくりに感じることができる。
ヒロシさんのDJは大体、自身のお店TRIBECAで開催されているマンスリーオールナイトパーティTRIPSIXのラストで聴いている。午前4時、つまりこれを書いている今と最も逆の時間にプレイが始まる。ブースの前でユラユラと揺れている人、カウンターで何となくスマホをタップしている人、ソファーで電池が尽きた人、バーカンで小さく談笑する人。そんなパーティの中で1番自由な時間に選ばれる、言うなればスウィートかつウォーミーな楽曲の数々。きっとヒロシさんはジャンルに依存して音楽を聴いていない。それは培われたフィーリングや好奇心というもっと確かな軸があるからだ。いつもそこをくすぐるものであれば喜んで買ってくれて、同じセットの上でお気に入りの曲と一緒に横断してくれる。日々の生活や哀歓を語るように滲ませながら。空が明らんでくる。
ちょうど斜め向かいの家の二階の窓に反射して店内に日が射した。午後4時43分。
(以下商品インフォメーション)
荷担したくない、という気持ちが年々強くなる。そのゲームは僕にはつまらなく思えたし、それよりも、価値観と楽しみを共有できる人達と時間を過ごしている方が有意義に感じる。もしもその輪が自然と広がっていくのなら、それはきっと素晴らしい事なのだろう。
年下の友人が学芸大学にある花屋の冊子に寄稿した「豊かさ」についての文章を読んだ。現在、自分を取り巻いている環境はとても豊かであるということに、改めて気付かせてもらう。そしてそれは少しも当たり前ではないという事も理解している。
いつも何かをRECすると試聴するスポットが3つあって、MORE LOVEはそのひとつで聴いた。そこは我々とTENちゃんには特別な公園で、個人的にはJとの思い出の場所でもある。最後に会ったのは四叉路の手前だった。
再生してから1曲目の針音が終わって次の曲を楽しみにしていると、かなり長い空白が訪れた。次の曲を期待しながらにやにやしていると、なかなか始まらない。もう何十台目か解らないdiskmanに入れた単3電池が切れた事に気付いたのは、5分近く経過してからだった。
余韻は喜び、もしくは痛みや悲しみであれ、その印象的な出来事、最後の1音が確実に終わった事を証明してくれる。そしてそれはいつしか必ず、救いになる。
TEXT : 今里 ( SFP/LPS/不死身亭一門 )
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